
歯周病菌について
これからの歯周病治療と予防
従来の歯周病治療
今までは歯周病の原因菌を除去する方法がなかったため、歯周病治療はとても大変なものでした。毎日のプラークコントロールに痛みが伴う歯石除去を行う・・・。数ヶ月間もの時間を治療に費やしても完治は難しく、プラークが蓄積されるとすぐに再発していました。今までの歯周病治療は対症療法的なもので、本質的な解決には至っていなかったのです。
新しい歯周病治療、歯周内科
歯周内科とは歯周病の原因菌を除去する、画期的な歯周病治療のこと。位相差顕微鏡を用いて口内に住み着いている原因菌を特定し、その原因菌に作用する薬剤を服用することで、歯周病を治療します。
歯周病の根本的な原因である原因菌を除去できるので、従来の治療よりも短期間で済み、なおかつ優れた効果を発揮します。85~90%の症例に効果的で、約2週間で完治します。
歯周病の原因菌
実は、歯周病の原因菌は3種類あります。
- カンジダ
- コラーゲンを主食とした、カビの一種です。歯肉から体内に侵入します。それに伴い、他の細菌も侵入してきます。
- スピロヘータ
- 歯肉の中で毒素をまき散らしながら増殖する、細いミミズのような細菌です。口臭の原因にもなります。
- 運動性桿菌
- 歯肉の中で毒素をまき散らしながら増殖する、素早い動きの細菌です。スピロヘータと同じく、口臭の原因にもなります。

効果的な除菌方法
- カンジダの除菌-歯磨きジェル
- ヨモギやアロエなどが主成分となっている歯磨きジェルをお渡しします。人体に悪影響を及ぼす恐れがある発泡剤などの物質は含まれていないので、とても安全です。
- スピロヘータ・運動性桿菌
- 抗生物質・ジスロマックをお渡しします。スピロヘータ・運動性桿菌の除去に最も効果的な抗生物質がジスロマックなのです。
服用時の注意事項
- 服用から4日目には新しい歯ブラシに替えてください。
- キス(ペット含む)やジュースなどの回し飲みなどは注意しましょう。
再感染のおそれがあります。
歯周内科の流れ
- Step1 原因菌の特定
- プラークを採取し、位相差顕微鏡を用いて原因菌を特定します。
- Step2 内科治療
- 3大原因菌のいずれかが見つかった場合、それぞれに作用する薬剤を服用していただきます。
- Step3 歯石の除去
- 薬剤の服用と並行して、歯周病の原因菌の住み家である歯石除去を行います。
- Step4 メインテナンス
- 歯周病は感染症です。再感染を防ぐためにも、定期的な顕微鏡検査と歯石除去が必要になります。定期的にご来院ください。
歯周病とは
歯と歯肉の境目に付着している細菌が毒素を出し、歯肉が炎症を起こし赤みを帯びていきます。次第に歯と歯の間にある歯肉が膨らんでいき、ブラッシングなどの軽い衝撃でも出血が見られるようになります。そして歯肉が晴れてしまうと歯間にますます細菌がたまり、さらに悪化してしまいます。
歯肉炎

歯と歯肉の境目に付着している細菌が毒素を出し、歯肉が炎症を起こし赤みを帯びていきます。次第に歯と歯の間にある歯肉が膨らんでいき、ブラッシングなどの軽い衝撃でも出血が見られるようになります。そして歯肉が晴れてしまうと歯間にますます細菌がたまり、さらに悪化してしまいます。
歯周炎

歯と骨が結合しているところ(歯根膜)までの炎症です。ブラッシングをすると血や膿などが排出され、歯肉がさらに「ぶよぶよ」と膨らんでしまいます。歯ぐきが下がってしまうので、食べ物がよく詰まったり、歯が長く見えてしまったりします。
歯周病の治療法
下記に歯周病の治療法を掲載しています。「もしかしたら歯周病かもしれない…」とお思いの方は、速やかに歯科医に行かれることをお勧めします。
スケーリング・ルートプレーニング


超音波器具やスケーラーと呼ばれる器具を使用し、歯周ポケット(歯と歯肉の境目のこと)内部や歯の表面に付着した歯垢・歯石を取り除いていきます。
スケーリング・ルートプレーニング
歯周病により損失してしまった歯周組織(歯根膜や歯槽骨)の回復を図るための治療法です。治療部位に生体吸収性の膜を設置し、歯周組織の再生を促進していきます。膜は設置から約6週間以降に組織内に吸収されていき、最終的にはなくなります。
エムドゲイン
「エムドゲイン」とは、新しい歯周組織再生誘導材料のことです。GTRと同様、歯周組織の再生を目的としています。エナメルマトリックスデリバティブ(歯を生やすために重要な働きをするタンパク質の一種)を主原料としているため、塗布することで初めて歯が生えてきた時と同じような強固な歯周組織の再生を促すことができます。


